私が受けさせてもらった、授業で印象に残ったABC理論です。
落ち込みやすかったり、マイナスな考えが先に出てきてしまう…
上記の図のように、「出来事」が「感情や結果」を作り出すなら、別れや失業という出来事は誰にとっても不幸な感情や結果をもたらさなければなりません。
しかし現実を見ると、離婚を幸せと感じる人もいます。
では、出来事と感情の間には一体なにがあるか。
私たちの感情に影響を及ぼすのは、私たちの「受け取り方」です。
悩みの原因は、「出来事」そのものにあるのではなく、その人の「受け取り方」にあるというのがABC理論です。
(ちなみに、DEまであるようです)
例えば、
1.彼が離れていった(A:出来事)
→彼が去ってしまったのは私に欠陥があるから(B:受取り方)
→私は愛されない人間だ(C:感情・結果)
2.彼が離れていった(A:出来事)
→彼に生活を束縛されなくて済む(B:受取り方)
→私は自由!HAPPY!
のように不適切(マイナス)なビリーフを持っていると、出来事は誤った解釈によって、ネガティブな結果を生むことが問題なので
ABC理論を用いて不適切なビリーフを修正し、合理的で健全なビリーフに書き換えるのが、この理論の目的です。
ビリーフには、2つの種類があるようで
「イラショナルビリーフ」と、「ラショナルビリーフ」です。(事実・現実的)
・人間は愛されなければならい ・私は、上司に嫌われている ・母は口うるさい など...
他にもこのような思い込みがあると思います。
ノイローゼになる人は、最悪の受け止め方をしてしまう傾向にあります。
この「受け止め方」に気づいて、「ラショナルビリーフ」に変えていく。
・愛されることにこしたことはない ・上司はミスをした私を注意した ・門限に遅れたときは母は厳しい。
イラショナルビリーフから、ラショナルビリーフに変わると、ストレスがストレスでなくなる。
人生を楽しむために、心理的大人になることが必要だそうです。
「人は人、自分は自分」と考えられるよう、3つの法則があるようです。
その中で、心打たれたのが、自分が死ぬときに何を残して死にたいか...ということと自分の存在意義を見つけるということ。
存在意義とは、TAKE(受け取る) ではなく、GIVE(施す)ことによってつくられる。
エチケットという言葉がありますが、” エチケット ”の語源は、”チケット”から来ているそうです。
自分から、ありがとうのチケットや、いろいろなチケットを配ることによりそれを受け取った相手から、返ってくるんだよということ。
その話をしている動画がありますので、ぜひ見てみてください。
大人は感謝というキップを持とう!【日本メンタルヘルス協会】【衛藤信之】
2020年06月29日 作成:小川 洋子
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