立ち上がり介助
立ち上がり介助
椅子からの立ち上がり
- 椅子に座っている時の重心はおへその辺りにあり、立ち上がる為には重心を前方に移動させ、後ろに傾いている骨盤を前傾させる必要がある。
- 両足を内側に引き、おじぎをするように頭を下げながら前方に傾け、重心を前方に移動させる。お尻を浮かせ、バランスをとりながら重心を上に移動させていく。
介助のやり方
- 介護者はご利用者様の前側に立ち、足は肩幅くらいに広げ、内側に引いてもらう。(力をいれやすくし、立ち上がった時ふらつきなくす為行う)
爪先がまっすぐ向いているか、足底は床にしっかりついているか確認。
- 介護者は肘の辺りを下から支える(握らないよう面でとらえる)
- お辞儀するようにしてください。と声かけをし、介護者は利用者様が重心移動させやすいよう腰を落とし前下方に引きながら、斜め上に誘導する。
(まっすぐ上に力だけで引き上げてしまうと、肩を痛めてしまう危険性がある。介護者も利用者様にも負担がかかるので、気を付ける。)
肘を支える方法は、一人での立ち上がりは難しいが、ご自分の力で立ち上がれる方の場合使います。
片麻痺や全介助の方など、その方にあった介助方法が必要ですが、立ち上がる前の動作や立ち上がり方などの考え方は同じになります。
注意点
すべての動作で、利用者様に声かけを忘れず、同意を得てから行います。立ち上がる時も、1、2の3と声をかけると、利用者様と介護者のタイミングがあい、立ち上がりやすくなります。
立ち上がった時、しっかり立てているか、気分は悪くないか確認してください。
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2021年06月05日 原稿作成:永田かおり
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