乗降介助 じょうこうかいじょ

ポイント

• 介助者は利用者様の残存機能を最大限に活用していただく （安全・安楽体勢）ためにも無理に引っ張ることや、抱え上げることのないようにします。

介助の方法（今回は下肢筋力低下の例）

• 介助者は利用者につかまる個所を指示（お声がけ）します。



• つかまり立ちができ立位の体勢になった際に重心が後ろになり尻もちをつかないように 介助者は利用者の体に沿うように支える。



• 利用者が車へ足をかける動作に移った際に介助者は利用者の臀部へ膝を入れ込む。 （重心が後ろになった際に介助者の体で支えることができるための危険回避）



• 利用者がシ−トの高さに到達したら体をスライドさせて着席する。（ボディメカニクスを活用する）



• 介助者は利用者につかまる個所を指示（お声がけ）します。

ボディメカニクスとは

「body=身体」と「mechanics=機械学」の造語で、人間が動作するときに骨や筋肉、 関節が相互にどのように作用するかといった力学的関係を活用したものであり、 介護に携わる人にとっては、ぜひとも身につけておきたいものです。 ボディメカニクスを活用すると、最小限の力で身体介助をすることができますので、 介助する側・される側双方の身体的負担を軽減できます。また、ボディメカニクスを身につけておくと、 お仕事としての介護だけでなく、育児や家族の看護・介護にも役立ちます。

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2020年04月08日　作成：岡田政美・永田かおり・辻本　伸子


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